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Trash-b

僕はニホンジン

午後8時半頃に部屋に流れていた「ウチくる?」のスペシャルに渡哲也が出ていて、「ああ缶コーヒー飲みたいなぁ。」と思った僕は同時に「日本人だなぁ。」と思ってしまった。
いいや、そんなものは「日本人だなぁ。」と思うことではないと反論する人もいるだろう。「日本人だなぁ。」と思うのは例えば、縁側で花火を観たり、畳の上にねっころがると安心したり、おむすびに梅干しがついていたり、そういう時に感じるものだという人もあるだろう。
残念ながら僕にはそういう感覚がなく、同じシチュエーションに置かれてもおそらく「日本人だなぁ。」とは思わない。
まてよ、言い方が悪いのか?
「ニホンジンだなぁ。」
これがいいのかもしれない。「日本人」と「ニホンジン」を分ければいいのだ。
ここ数年を生きてきた「ニホンジン」にとって、
渡哲也の記憶は「西部警察」よりもキムタクとやっている「缶コーヒーのCM」、もしくは「保険のCM」で人を助ける人で、その中でも食欲を刺激する時は「缶コーヒー」である。
また一方では、長年テレビ・映画で「ニホンジン」の心にしみ込んできた「渡哲也」が「缶コーヒー」を持っているからこそ、「渡哲也」=「缶コーヒー」が成立するとも言える。
やはりニホンジンだなぁ。

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by trash-b | 2007-04-05 22:27 | 食べ物