客観的
太宰治の妻の本。
覚え書きのような、しかし小説のような磨きのかかった文。
太宰治観察日記というような、おかしさ。
かなり手厳しくセンセーを観察している感じ。
本人に口に出して言ったわけではないだろうが、
はっきり言われると今でもへこむような言われようがちらほらと。
偉人の妻という目線は、身近ゆえに遠慮なく、
普通人であるがゆえに下手な伝記よりも
生々しくその人を観たような気持ちになる。
by trash-b
| 2009-12-09 23:30
| 趣味