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Trash-b

あると思うからある、ないと思えばない。

日曜日は掃除の日なので、特別用事がない限り掃除をする。
ごく普通の、埃を取り、掃除機をかける掃除だ。
流しのゴミをとり、キッチンの汚れをふく。
特別変わったことの無い、行動だと思う。
毎週やってみて思うのは、主婦って退屈だなってことだ。
何か他にしないと息がつまってしまうだろう。
「洗い物するために生まれてきたんじゃないわよ」
と言ってみたくもなるだろう。

世の中に楽しいことや、やりがいのあることがたくさんある。
それらはきっと自宅の掃除よりやりがいがある。
自分ちを掃除するなら、お金を貰って他人の家を掃除する方が
やりがいがあるだろう。そしてそれはお金の問題だけではない。

ところが実はやりがいとはまぼろしである。
「やりがい」は欲しいが、「やりたいこと」は実はそんなに存在しないような気がする。それは町中を歩いていてもテレビを観ていても、その他の娯楽を享受していても、感じる。「やるきのないモノ」が溢れており、それを眺めることに従順あるいは寛容な空気がある。
「やるき」は何か事故が起こると問われる。
「警察はやるきがあるのか。」
「お前は仕事をやるきがあるのか。」
「子育てをきちんとやるきはあるのか。」
「食品管理をしっかりやるきがあるのか。」
今までどこにいたのか分からない、従順だった人たちが、
突然目を見開いて怒り出す。怒られた方もびっくりする。びっくりしてちゃいかん、と思って言い訳をするが、これまたやるきがない。また怒られる。

実は書こうと思ってたことから大きくはずれてしまったので、
よくわからなくなった。
何も考えずに仕事や家事や育児をして、
やりがいなんて考えずに明朗に生きていた昔の人は偉かったんだな、って思って。
by trash-b | 2008-05-18 23:48 | 日常