「蟬」
この暑い中、筆を硯を取り出して、墨をする。
庭先の木にアブラゼミがとまってジリジリと鳴きはじめた。
この辺りは前に住んでいたところよりも確実に蝉が多い。
しかもアブラゼミばかりだ。
アブラゼミなら六年前からこの土地に住んでいるはずだから、
半年ほど前に越してきた僕より先輩だ。
はじめまして先輩、というところ。
その先輩があまりにもうるさいので、書く文字を「蟬」に決めた。
蟬蟬蟬蟬蟬……。
お習字ではないので、あれこれ考えながらテキトーに筆を動かした。
「なんかカッコ良くなんねぇかなぁ。」
とかひとりごとをいいながら、書き順も適当に四角くしたり丸くしたり。
絵を描いている時とあんまり変わらない感じ。
墨のすり方がまだまだ甘く薄墨気味。ちょっと薄い「蟬」が何枚も山になった。
庭先の木にアブラゼミがとまってジリジリと鳴きはじめた。
この辺りは前に住んでいたところよりも確実に蝉が多い。
しかもアブラゼミばかりだ。
アブラゼミなら六年前からこの土地に住んでいるはずだから、
半年ほど前に越してきた僕より先輩だ。
はじめまして先輩、というところ。
その先輩があまりにもうるさいので、書く文字を「蟬」に決めた。
蟬蟬蟬蟬蟬……。
お習字ではないので、あれこれ考えながらテキトーに筆を動かした。
「なんかカッコ良くなんねぇかなぁ。」
とかひとりごとをいいながら、書き順も適当に四角くしたり丸くしたり。
絵を描いている時とあんまり変わらない感じ。
墨のすり方がまだまだ甘く薄墨気味。ちょっと薄い「蟬」が何枚も山になった。
by trash-b
| 2007-08-12 22:14
| 趣味