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Trash-b

<1998-2001>短編

・いずれもENIX(現スクウェア・エニックス) 月刊Gファンタジーまたは臨時増刊Gファンタジー++掲載
・過去に描いた読切であり、原稿もコピーも手元に無いため、ここで提供できるものがありません。
・このページの情報は2002年頃公開していたものに基づいています。





仕事と恋とそれから魔法の話(26ページ)月刊Gファンタジー1998.2月号掲載

<1998-2001>短編_f0028928_2323071.jpg<おはなし>
 神官になる事を嘱望されたアルツァイトにはエルフォという恋人がいた。神官になる者には色恋など許されない。神官への試験が迫っていた。アルツァイトは神官(仕事)とエルフォ(恋)のどちらを選ぶのか?
 デビュー作。「載る」って担当に言われてから描いたので、がむしゃらに描いていたような覚えがあります。
 漫画のタイトル決める時、英語のタイトルしか思い付かないのが格好わるいと思ってて、無理矢理日本語のタイトルをつけてました。


それでも明日はやってくる(26ページ)月刊Gファンタジー1998.4月号掲載
<1998-2001>短編_f0028928_235918.jpg<おはなし>
 逝ってしまった人は戻って来ない」。恋人のフローラを失ったゴーヴァンは抜け殻のように気力を失っていた。フローラの妹レイニーはそれが歯がゆく、ある時不満を爆発させてゴーヴァンと決闘になる。そして二人は・・・。
 この頃「紅の豚」を観て「こんな話を描こう」と思ってたんだけど。・・・なんでこんな話になったんだろう?


HEAVENWARD -天国に続く塔-(36ページ)月刊Gファンタジー1998.6月号掲載

<1998-2001>短編_f0028928_2371252.jpg<おはなし>
 「かつてこの塔は天国につながると言われていた」塔の調査に入った聖剣士アイゼンを追ってルオとミカヤの少年少女は塔に登る。そこで彼等がみたものは、塔の本当の姿だった。
 ネタ的にだいぶ苦労した話です。話が大きくなりすぎる、というか。結構削ったエピソードなんかありますが、36Pと多め。素材と展開に振り回されて人格形成が浅かったかな、と思います。


しあわせはどこにある?(12ページ)月刊Gファンタジー1998.9月号掲載
<1998-2001>短編_f0028928_23124781.jpg<おはなし>
 ミュー(姉)とルシャ(妹)の姉妹。その姉が恋をした。二年越しの切ない恋、姉思いのルシャは姉を焚き付け、その恋の相手に二人で会いに行く。ところが・・・。
 ページは短いし、話だってそんなに面白い訳じゃない。けれど好きな読み切りです。兄弟姉妹ってのと、恋愛物(?)が好きなので。
 それと、終盤にある向日葵の見開きに人一倍の思い入れがあります。スペイン・アンダルシアの向日葵畑の資料を片手に、「なんで12Pの漫画にこんな苦労を」などとぼやいていました。


華と牙(34ページ)月刊Gファンタジー1998.11月号掲載

<1998-2001>短編_f0028928_23125684.jpg<おはなし>
 山奥に住む一人の少女・光華の家には代々伝わる一冊の本があった。そしてその本の守護者・牙王は身寄りのなくなった彼女を守るように共に生活していた。ある日、彼等の前に「ベルストウ」と名乗る異形の怪物があらわれ、本と牙王を奪おうと彼等を襲ってきた・・・!
 品物に何かが宿っているというネタはどっから持ってきたのかもう忘れましたが、このテの話に必要なのは「コミュニケーションの末に何が生まれたか?」という事であって、細かい設定は後でもいいじゃないかと今は思います。
 弱い男(男の子)というのが好きで、力はあるんだけど光華に頭のあがらない牙王が愛おしい。その一方で光華はイヤな娘に成り下がってますが・・・。


1999年のサンタ(16ページ)月刊Gファンタジー1999.2月号掲載

<1998-2001>短編_f0028928_2313052.jpg<おはなし>
 1999年、荒廃した世界、絶滅の危機に瀕する人類。よりにもよってそんな時に次期サンタに任命されてしまった!子供達の夢と希望がサンタのプレゼントの原料。途方にくれた彼がとった咄嗟の打開策とは?
 思いつきと勢いだけで描き倒した漫画です。ファンタジー漫画で季節ネタってあんまりないからいいかなーって。あと、「1999年の~」って使えるのもう最後になるだろーな、と思いまして。やはりここは記念に使っておこうと。
 結局1999年は世界が滅びる事無かったわけで、サンタさんは例年どおりプレゼントを配ったことでしょうね。


+Plus(16ページ)月刊Gファンタジー1999.9月号掲載

<1998-2001>短編_f0028928_2313740.jpg<おはなし>
 魔王ダナ-に国を襲われ、生き残りの一兵士レザーは王命を受け、勇者レイスの元に行く。だがレイスは魔王に感心が無く、非協力的であった。そんな中、レザーを追ってきた魔物が館の中に入ってくる!果たしてレザーはレイスの協力を得る事が出来るのか!?
 短い話に限って何故か見開きページを使ってしまうのです。ページ足りなくなるの分かってるのに。
 「魔王」はもういいだろ・・ってな感じですが。短いからこれも有りかと思いますが、長いのはできないだろーな・・・。


第1304号室の住人(28ページ)臨時増刊Gファンタジー++掲載(2001.8発売)

<1998-2001>短編_f0028928_23131088.jpg<おはなし>
 T大病院の隔離病棟の中には軍部が作った秘密の研究所がある……。
童顔研究員城ノ崎灯と新人研究員正木敬之。彼等が受け持つ事になった検体の少女が突然暴れ出す。植物にも似た体を持つ彼女の正体とは?そして「セミラミスの架空園」と城ノ崎灯との関係の真実とは?
 Gファンタジー増刊に描かせて頂いた読み切り。主要キャラクターに女性がいない上に珍しく日本人名前(名字名前)でのキャラクターです。灯と正木の奇妙な友情物語って感じで描いていました。この正木敬之は同人誌の「マリオネッタ」で描いた正木と同一人物。彼の若い頃。「マリオネッタ」持ってる方はそういう楽しみ方もよろしいかと。

by trash-b | 2002-01-01 00:00 | Works